ロジカルシンキング
ども、しろくまです。
この文章は、“言ってる事分からない”とか“もっと構造化して話して”とか言われてる人が対象です。思い当たらない人は読まなくていいです。
論理的思考が弱い、でも大丈夫
恐らく、中途でコンサルに転職した人の多くがロジカルが弱いとの指摘を受けたことがあるはずです。自分もそうでした。入社したての頃、パートナーにめっちゃ詰められました(遠い目)。ぶっちゃけ、事業会社出身ですんなりコンサル文化に溶け込める人は稀です。
どのような場面で指摘されるか
何か説明している時または資料を作成する際に、よく指摘されるはずです。特に話す時。一番分かりやすい情報なので、上司もそれでまず判断します。しかも、一度論理的考えられないとレッテルを張られると、それ以外の事もロジカルではない前提で見られてしまいます。
なぜ論理的に考えられないのか
社会人の多くは考えられない人がほとんどです。何かを構造化して、理論立てて話をする能力って、学生時代ただ生活しているだけでは身に付きません。もちろん、生まれ持ってそういう事をできる人もいます。私の身近にもいます。彼は自分のその能力を生まれ持った才能だからと表現しましたが、まさにそうだと思います。
一部例外を除き、社会人になってからも、意識的に取り組まないと身に付きません。ましてや、コンサルに入社するとその訓練を受けてきた人たちがうじゃうじゃおり、出来て当然の世界なので、できないと自分の能力がいかに低いか痛感するはずです。
改善方法
トレーニングするしかない
シンプルです。トレーニングしてください。例えばですが、通勤の途中に電車内の広告を見て、広告の目的は何で、ターゲットは誰で、どのような効果を狙っているか仮説を考えるだけでいいです。仕事でも常に仮説立てて、取り組んで見てください。この資料の目的は何で、こういう情報を入れる必要がある等々、常に考えてみてください。
考える時間を確保する
ただ、ここからが重要です(宿題にでます!w)。考えるためには時間が必要です。たぶん、中途でコンサルやプロフェッショナルな職種に転職された方は大抵管理職ではなく、平社員(スタッフレベル)からだと思います。そうすると作業に忙殺されます。経験上、作業をしながら考えるのは相当大変です。ただ、ここは割り切りです。考えるというタスクを一日のスケジュールに取り込んでください。MTGの前、タスクを開始する前、上司に説明する前等々。特に人に評価されやすい場所(会議・内部報告会)は事前にしっかり準備をする時間を取ってみてください。前途の通り、ロジカルシンキングはトレーニングでなんとかなります。
方法論を身に着ける
問題解決の方法論(型)を一つ学んでおくと便利です。いっぱい本を読む必要はないです。というか経験上、大量の本を読んでも混乱するだけです。時間無駄です。それより日々の中で考える習慣をつけるのが先決です。1つおすすめの本は、定番ではありますが、「イシューからはじめよ」です。これを何度か読み返してください。論理的思考の部分でいうとChapter 1~3を読むといいと思います。
ヒント
所詮、ロジカルシンキングできているかどうか判断するのは、周りの人です。本質的な解決方法ではないですが、自分と同じ考えの人を多く作っておけば、フォローしてくれますし、論理的に話すのが苦手な人でも、言っていることさえ間違っていなければ、評価される環境を作る事は可能です。なので、“思考の共犯者”を多く作ると仕事環境は楽しくそして楽になるかもしれません。
コンサルという仕事の魅力
ども、しろくまです。
コンサルという仕事の魅力について、書いてみたいと思います。就職や転職する際の参考にしてもらえれればうれしいです。私が考えるコンサルという仕事の魅力は以下になります。
- 成長スピードの速さ
- 業界や企業を限定せず、仕事ができる
- 自由(休みも長くとれる)
- 年収が比較的高いほう
- すごいことをしてる感がある
- 飲み会が少ない
どの魅力もコンサルでなくてもいいです。突き詰めれば。コンサルでなければならない魅力はそれほどないです。それはお忘れなく。ただ、これらの魅力を一緒に得られるのはコンサル以外ないような気がします(あるかもしれないけど)。以降に各魅力について詳細に書いていきます。
1. 成長スピードの速さ
コンサルは、プロジェクト期間も限られているので、強制的に短時間で新しいこと・知らないことについて学習して、それをアウトプットすることを求められるので、その過程で成長できます。またハードワークなので、仕事に向き合う時間も長いので、単純に時間が長い分、成長できます。早く仕事が終わって、自己学習すれば成長できると思う人もいるかもしれませんが、実践より勉強になるものはありません。ただし、スピードについてこれないと、辞めないといけなくなります。
2. 業界や企業を限定せず、仕事ができる
これは業界特化型のコンサルだと無理ですが、そうでない場合は業界を絞らず仕事ができます。各会社を訪問し、場合によっては常駐し、仕事をすることで、いつも刺激があります。ソリューションを売るコンサルだと、ある程度の型はありますが、企業によって、仕組みも風土も人も違いますので、いつも新しい発見があります。だから、知的好奇心は満たされることが多いです。プロジェクトの始まりは不安も大きいですが、いつもワクワクします。
3. 自由(休みも長くとれる)
会社によって程度の違いはありますが、自由です。基本、やることをやっていれば、誰も何も言ってきません。たまに言ってくるうざいパートナーがいますが。。。当然、プロフェッショナルとしての服装、振る舞いは求められます。
また、プロジェクトベースで働きますので、プロジェクト終わりには長期間の休みがとれます。私は最長で1ヶ月休みを取ったことがあります。ただ、そんなに長期で休み取れる人は多くないので、いざ休みを取ると独りで過ごすことになることも多いです(笑)。皆、長期休暇を取得して、旅行に行っている人が多いです。
4. 年収が比較的高いほう
外資コンサルに関しては、30歳くらいで普通に年収1,000万円くらいは行きます。昇進スピードは運も関係しますので、人それぞれですが。他の業種に比べてもかなり、よい給与水準だと思います。ただし、中小規模のコンサルだとかなり給与が少ないところが多いので、注意が必要です(私も経験あり)。ハードワークなのに、給与少ないと精神的にも辛いので、入社する際は気を付けたほうがいいです。
5. すごいことをしてる感がある
事業会社に働いている人に伝えると、なんか無条件でこいつすごいとか良い給料をもらっていると思われることが多いです。なので、男性の場合は合コンの時も強みが増えます(笑)。別にすごいことしてないし、外銀ほど良い給料ももらってないんですけどね。ただ、企業の変革や買収等の重要プロジェクトに関わっているので、すごく思われることは本当に多いです。
6. 飲み会が少ない
会社の飲み会は多くないです。もちろん酒好きの上司の場合は別ですが、基本的に皆忙しいので、飲み会が開催されることは稀です。また飲みに行っても、少数で仲の良いメンバーだけということがほとんどなので、気を使わなくていいです。ただし、人間ですので、上司と飲みに行く回数が多い人ほど上司に気に入られ昇進するスピードも速かったりします。
以上が私が思いつくコンサルの魅力です。何かご質問がありましたら、コメントをいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
コンサル/アドバイザリーの業務:就職/転職前に実状の把握を!
ども、しろくまです。
コンサルタント/と言っても、いろいろあるので、この記事で言及するのは大手の総合コンサルやFASについてです。
コンサル業界に初めて就職したり、転職したりする時、それぞれ自分のコンサルイメージがあって入社すると思いますが、大抵間違っています。紙一重ですが、基本業務は以下2つに分類されます。
- 高級派遣業
社員でリソース(人)ないから、外部リソースでまかなう - 知見の提供者
自社内で知見ないから、レポートをコンサルに作成させて報告会をさせる。または本当にアドバイスのみをしてもらう。
ほとんどの場合は上記のどちらの要素も求められます(特に常駐案件)。1のみが求められる現場もありますし、2のみが求められる現場もあります。ただ、2のみを求められるの現場は稀です。
1. 高級派遣業
コンサルに理想を抱いて入社した人はギャップを感じるかもしれません。またプロジェクトらしいこと(企業買収、カーブアウト)をやっている場合は知的好奇心を満たされて、楽しいかもしれませんが、場合によってはコールセンターの対応/システム導入時の問題発生時の窓口/納品書作成/書類の配達準備等をやることもあります。正直、筋の悪いプロジェクトは多いです。ここで、こんなはずじゃなかったと感じる人は入社しないがいいです。もちろん例外はありますが、コンサル未経験の人(実績がない人間)がいきなり高度なことを任せられるはずはありません。上記のようなクソみたいなプロジェクトでパフォーマンスを上げて、より自分のやりたいことに近いプロジェクトにアサインしてもらうことを考えましょう。
2. 知見の提供者
大抵、知見の提供だけで終わるパターンはないです。レポートを提出して、それをプレゼンして終了という場合や経営会議に出席して意見提供だけ行う場合は純粋な知見提供業務だけですが、ほぼないです。BCGやマッキンゼーなどの戦略系ファームでも、戦略だけでもう稼げなくなってきたので、PMIだったりにてオペレーションにも入ってきています。なので基本、現場にどっぷり入って、クライアントの担当者と地味な作業を行いながら、専門的な知見を提供していくという業務がほとんどです。話はそれますが、昨今、企業の経営企画室等の戦略・管理部門にはBCGやマッキンゼー出身者であふれていますので、戦略は内部で構築できます。外部に依頼する場合は、主に1.高級派遣業と一緒で、自分たちのリソースがないから(またはめんどくさいか)です。
基本的に未経験でコンサルに入社した場合は高級派遣業から徐々に2の知見提供者に移行していくイメージです。なので、入社してからやる仕事は、本当に地味な作業ですが、マネージャー視点を持って、考えながら、素早くこなして行けば、自分のやりたい仕事につながっていきます。もちろん、自分のやりたいプロジェクトがそのファームにそんなに多くないという場合はありますので、それは入社前にリサーチが必要です。あと今後別の記事でも必要ですが、社内営業も必要です。
当然、コンサルをやる魅力もあると思いますので、なりたい人は現実を踏まえた上で入社し、ぜひ実力をつけて、活躍してほしいと思います。今度コンサルの魅力についても少し書いてみようと思っています。
なんか気になることがあれば、いつでもコメントください。
宜しくお願い致します。
コンサル転職するときの注意点!エージェントの言いなりにならず、使い倒せ
ども、しろくまです
前の記事で転職の際のおすすめしないエージェントを書きましたが、具体的にエージェントを名指しで、評価していきたいと思います。あくまで個人の感想ですし、エージェントの担当者にもよりますので、その点はご了承ください。ただ、実体験によることしか書かないので、内容はリアルだと思います。私自身がコンサルタントなので、その職種よりのエージェントが多いですが、ご容赦ください。
お勧めするエージェント
全般的に自分に対して厳しい事を言ってくれるエージェント/担当者が良いです。自分の現在位置をしっかり把握できるので。
- ムービン・ストラテジック・キャリア
https://www.movin.co.jp/
コンサルへの転職ならここというくらい有名な転職エージェント。担当者も業界経験者も多く、実際にコンサルに入って行う業務とこれまでのキャリアの紐付けをうまくアドバイスしてくれる。事業会社からコンサルに転職した方にお勧め。ぜひコンサル転職を考えてる場合は、ここにコンタクトしてください。 - アンバース
https://andbirth.co.jp/
個人でやっている小さなエージェント。2名の担当者はコンサル業界に精通していて、コンサル目線でアドバイスをくれる。コンサル(特にBIG4)に転職したい場合は、コネクションもあり、求めている人物像を正確に把握しているので、適切な情報をくれる。年俸交渉もうまくやってくれる。そのおかげで、しろくまは年収が100万単位で上がった。(上がり幅は当然、人とその時の状況にもよると思いますが) - クライス&カンパニー
https://www.kandc.com/
コンサルへの転職だけでなく、ポストコンサルの転職も豊富に紹介してくれる。会社独自で作成しているコンサルやポストコンサルの職種のマッピング表は非常に分かりやすいし、キャリア形成の相談をするのも長期的な視点でアドバイスをくれる。面接対策は一緒にすることはなかったが、事前に良くされる質問やケーススタディーを共有してくれたため、面接は特に支障なく突破できることが多い。
- リクルートエージェント
紹介URLも貼り付けません。数度利用しましたが、担当者はただ求人を紹介するだけ。しかもどれも筋が悪い。給与安いし、こちらの伝えた要件を満たさないものばかり。面接準備のために、エージェントの担当者から率先して、アクションすることなし。完全なる求人と候補者の出会い系。※もちろん、担当者によっては親身に相談にのってくれる人もいると思いますが。。。 - Interworks
某日系投資銀行の面接を受けたときに、利用。最終面接で結局落ちてしまったが、担当者からの情報がその会社の実情と違っていて、面接官にそれを指摘される。まあ、そこまでなら良い。裏付けのためのリサーチをしなかった自分のせいでもあるし。ただ、この会社(担当者)が最悪なのは、落選連絡をまったくしてこない、フォローアップもしない。。。。
番外編
- ビズリーチ
自分の市場価値やマーケットの情報を取得するのにちょうどよいツール。ただし、企業からの直接コンタクトに関しては、注意が必要。年収交渉は自分でやるのは結構大変なので、エージェントを通すことをお勧めします。交渉力にたけている人は、企業と直接コンタクトでも問題ないと思います。
再度になりますが、上記はあくまで主観ですので、ご了承ください。ただし、すべて実体験によるものです。皆さんが転職を検討する際のご参考になれば幸いです。
ご質問等ありましたら、コメントください。
転職するときの注意点!お勧めしないエージェント:ただ求人紹介するだけのエージェントは役立たず
ども、社畜街道まっしぐらです。
よく電車の中で転職エージェントの広告見ますよね。本当に効果があるか検証したことないけど、かなり認知はされると思う。ただ、みんな転職の仕方を間違っている人がほとんどなので、自分が得た知識をシェアしたい。
転職をする場合は、いろいろなパターンがあるけど、今回はどっかの会社にヘッドハンティングされたとか上司が転職した際に引っ張られたとかは除外し、自分が能動的にうごく転職活動にフォーカスしたいと思います。
まずいろいろなパターンで求人を探して応募すると思いますが、お勧めしないのは、以下です。
①自分から企業に直接レジメを送付(企業HP経由、転職サイト)
②ただ求人しか紹介しないエージェント
お勧めしない理由は、まず内定を取る確率が下がるのと、
給与交渉をするのが大変だからです。
求人票を見て、どのような人材を求めているかの全体像は分かりますが、どの要素を重要視するかは個人ではほぼ分かりません。そこを聞き出してくれるエージェントがいるかいないかで、全然面接の望み方が違います。またその企業が重要視している要素と自分の経験も自分だけでするより、エージェントとしたほうがより効果的です。
また内定をもらっても大変なのは年収交渉です。これは自分でやるのは至難のわざです。高い要求をすれば期待値があがりますし、年収交渉をした経験がある人はまれだと思いますので、経験値も持ち合わせていない人が多いです。
上記を考慮するとしっかりと面接対策を一緒にしてくれるエージェントを使用する一択です。お勧めのエージェントはまた次回ご紹介します。
※もちろん各エージェント会社の担当者にもよりますので、知りたい場合は遠慮なくご連絡ください(コメントください)。
作業効率(スタッフレベル):能力を上げる前にまず方法を工夫すべき
どもです。社畜街道まっしぐらです。
一般的に仕事ができない(仕事が遅い)と言われるスタッフレベルのコンサルは最低減の能力/マインドが欠如していると言われる事が多い。ぱっと思いつく最低限の能力/マインドとして言われるのが、
①タイピングスピード
②Excelのショートカット、関数・ピポットのスキル(マクロを組めれば尚可)
③PPTを作成する際のセオリー
④コミュニケーション能力
⑤思考力(地頭)
⑤向上心
プロジェクトにもよるけど、膨大な作業量を的確に且つ考えながらこなさないといけないので、まあ当然作業スピードが速くて、理解スピードが速い方がいい。何よりマネージャーが楽できる。ただ、当然個人差がある。自分も頭の回転が速い方じゃないので、苦労したけど・・・(いえ、現在進行中で苦労してます)
①②③は努力すればすぐ身につくけど、コミュニケーション能力だったり、特に地頭は簡単に良くならない。仕方ないんだけどね。
だから、Officeのスキルは身に着けた上で、手っ取りばやく作業効率を上げるには、能力向上よりも仕事のやり方を工夫する必要がある。
資料を膨大に作成するコンサルは特にそうだけど、一番の無駄は作業のやり直し。パワポの資料をほば全部作ってマネージャーに見せて、1から作成し直しなんて、もう最悪。パワポ作成を例にとると、主なステップとしては、以下がある。
① 全体の資料のストーリー(流れ)をドラフト
② ①を上司と協議し、ストーリーを合意
③ クライアントの担当者とストーリーを合意(必要に応じて)
④ 各スライドのメインメッセージと絵コンテを作成
⑤ ④を上司と協議し、メインメッセージと絵コンテを合意
⑥ クライアントの担当者とメインメッセージと絵コンテを合意(必要に応じて)
⑦ 本格的にPPT作成
※これ以降ステップはあるが割愛
上記7ステップが細かいようですが、それほど時間はかかりません。
これをやることによって、大幅にやり直しのリスクは減ります。上司がそばにいないからそんなことできないと思った人は、マネージャーに上記のやり方を提案してみてください。いやとは言わないはずです。そもそも今はSkype等のツールがあるので、リモートでも十分円滑に話ができますし。まし、マネージャーが嫌がったら、もうそいつはくそ野郎です。
自分も苦労したので、 すこしでも読んだ人のヒントになればいいなと思っています。